こんばんわ。
Type with one finger です。
すごく寒いですけど、今回は雪にならないみたいですね。
僕も寒いのは嫌なんですけど、この季節の冷たい空気の匂いっていうんでしょうか、それは嫌いじゃないです。
むしろ好きなくらいで、生まれ故郷が雪国だったんで、懐かしさもあるのかもしれません。
さて、今日はちょっと、この一年くらいの間で内緒にしていたお話をしたいと思います。
内緒といっても隠してた訳じゃなくて、もう少しはっきり固まるまで自分の中にしまっておこうと思ってたんです。
でも、不思議ですね、丁度いい区切りだと思っていた頃に古い知り合いからメールをもらいまして。
そういうのって、黙ってる人にとってはいい機会だったりするんですよね。
・・・じゃあ最初の曲は、サカナクションで「夜の踊り子」です。
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Yoru no Odoriko - "Yoru no Odoriko" Sakanaction Victor Entertainment |
2年前だから、2014年の夏くらいですね。
今までにも話していた24時間スーパーで自分なりに普通に働いていたんですども。
なんていうか、うーん、いい職場だったんだけど、そうですね、いい職場で最低限の安定を得たからなんでしょうね。
自分の中にものすごく欲求不満が溜まって、それはチラホラとブログの雰囲気にも出てたと思います。
ちょっとでいいから、シャッターを切る仕事、やっぱり映像に関わる仕事がやりたいって思ったんです。
こういう身なんで、もちろん贅沢は考えませんでした。
それに、スーパーの仕事は面白かったし、パートのオバちゃんたちにも本当に助けてもらったし、楽しかったし。
馴染みになるようなお客さんたちも本当にいい人ばかりだった。
だけど違う、って。
違うからって、ポンポン職を変えられるような年齢じゃない。
スーパーのパートを掻き集めるために求人票をハローワークにもっていきますよね。
そのついでに、自分の分も探したりするんです。
でも、自分の望む仕事なんてない。
それで暫く、とにかくいろいろ探し続けました。
公式の求人、ハローワークみたいな求人じゃなくて、内々のコネを探るようなこともしてみました。
なかなか表に出てこない、人伝に紹介されるようなジャンルの求人を望んでるんだから仕方がないです。
だからって、誰かに頼るとかは出来ないです。
皆さんだから正直に話せますけど、頼ろうかな、と思ったことは何度もあります。
だけど、それだけはできない、自分なりの些細な矜持みたいなものでしかないんですけど。
自分が裏切ってしまった人たちには、今でも本当に申し訳なく思っています。
それで、2014年の秋くらいでしょうか。
ある量販店のリユース(中古)部門が、スタジオを運営してることを知ったんですね。
中古って同じ商品でもひとつひとつ状態が違うから、それをお客様に見せるために撮影する必要がある、って。
もう、シャッターが切れれば何でもいいと思ってたので、履歴書も用意してね、飛び込みで問い合わせました。
そしたら、今すぐ来てくれって言われて、この時はホントに嬉しかったです。
・・・じゃあ一曲、細野晴臣で「アイヲイワイアオウ」、関東地方の方はここで交通情報です。
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Aiwoiwaiaou - "MEDICINE COMPILATION from the Quiet Lodge" Haruomi Hosono Sony Music Direct (Japan) Inc. |
2014年の年の瀬から、その量販店のリユース部門で働き始めました。
働いてみて、職場としてはスーパーの方が断然よかったです。
スタジオといっても単なる倉庫で、よくこれで撮ってたな、というか、最初に窓の遮光からやらなきゃならなかった。
過去の撮影データを見ると真っ赤なカットが何枚もあって、要は夕日がそのまま写りこんでるから、なんて状態でした。
そういう現実には今までに何度も打ちのめされそうになったけど、この時も打ちのめされそうになりました。
本当に、本当に、本当に世間一般の大多数は、あらゆる「映像」を軽く考えてる。
写ってりゃいい、解りゃいい、って思ってる相手に、そうじゃないって説明する時の気力と体力が、もうね。
それでいて、なんで全員揃ってやらなきゃならないのか不思議でならない、朝のラジオ体操とか長い朝礼とか。
それでもね、シャッターが切れるっていうのは嬉しかった。
何しろ商品の数が多いんで流れ作業なんだけど、シャッターが切れるのは嬉しかった。
そう、嬉しかったから、だから、少しずつでいいから撮影環境も整えていければいいな、って。
グループ企業特有の馬鹿みたいな社則ばっかりだけど、自分の身が落ち着くまでは頑張ってみようって。
そうして、年が開けて丸々1年が経ったら、話そうって思ってたんです。
・・・これで最後の曲かな、元気ロケッツで「タッチ・ミー」、あ、関東地方の方は気象情報ですね。
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Touch me - "GENKI ROCKETS II -No border between us-" Genki Rockets Sony Music Entertainment |
最初に話しましたけど、このことは自分の中で、もう少ししっかり固まってから話そうと思ってました。
それで、そのスタジオで働き始めて丁度1年たった頃、去年の年末ですね。
普段は顔どころか、電話1本すらよこさないような偉い人がスタジオに来たんです。
グループ企業をまとめている本部から突然やって来て、朝礼でもないのに皆集まってくれって。
スタジオを閉鎖する、という発表でした。
凹みましたよ、また振り出しか、って。
仕方がないです、凹んだって食べていかなきゃならない。
子供だって4月には小学生になるから、食わせていかなきゃならない。
そういう訳で今、心身を凸にして再び就職活動中・・・です。