March 7, 2014

太鼓

( Whistle by Björn Yttling )
( ビョン・イットリングによる口笛 )

< Peter Morén >
If I told you things I did before, told you how I used to be
Would you go along with someone like me
If you knew my story word for word, had all of my history
Would you go along with someone like me

< ピエテル・モーエン >
もし僕が今までにどんなことをやってきたか、君に話したら
君は僕に似ている他の誰かのところに行ってしまうだろうね
もし君が僕の人生について、全ての物語を知ってしまったら
君は僕に似ている他の誰かのところに行ってしまうだろうね

< Victoria Bergsman >
I did before and had my share, it didn't lead nowhere
I would go along with someone like you
It doesn't matter what you did, who you were hanging with
We could stick around and see this night through

< ビクトリア・バーグスマン >
それはもう過去のことで受け入れてる、どこにも行かないわ
あなたに似た他の誰かのところになんかね
あなたがどんなことをしてきたかは問題じゃないの、誰と一緒にいたのかも
私たちはこうして夜を共に過ごしたんだから

< Peter & Victoria > #
And we don't care about the young folks
Talking 'bout the young style
And we don't care about the old folks
Talking 'bout the old style too

And we don't care about our own faults
Talking 'bout our own style
All we care about is talking
Talking only me and you

ピエテルとビクトリア > #
そう、僕(私)たちは若い連中が好きじゃない
流行について話すなんて
そう、僕(私)たちは年寄り連中が好きじゃない
流儀について話すなんて

そう、僕(私)たちが好きなのは
自分たちについて話すこと
すべて、僕(私)たちが好きなのは話すこと
僕(私)と君(あなた)だけで話そうよ

( Whistle )
( 口笛 )

< Victoria Bergsman >
Usually when things has gone this far, people tend to disappear
No one will surprise me unless you do

< ビクトリア・バーグスマン >
こんなことって普通なら、皆どこかに消えていなくなってしまうわ
他の誰でもない、私を驚かせてくれるのはあなただけなのよ

< Peter Morén >
I can tell there's something goin' on, hours seems to disappear
Everyone is leaving, I'm still with you

< ピエテル・モーエン >
何が起きてるのか教えてあげるよ、まるで時間が消えていくみたいなんだ
皆が去っても、僕は君と一緒にいるよ

< Peter & Victoria >
It doesn't matter what we do, where we are going to
We can stick around and see this night through

ピエテルとビクトリア >
僕(私)たちが何をするか、どうなるかなんて重要なことじゃないよ
僕(私)たちはこうして夜を共に過ごせるんだから

Repeat
# 繰り返し

( Whistle )
( 口笛 )

< Peter & Victoria >
Talking only me and you
Talking only me and you

ピエテルとビクトリア >
僕(私)と君(あなた)だけで話そうよ
僕(私)と君(あなた)だけで話そうよ


&
Young Folks - "Writer's Block" Peter Bjorn and John

これを初めて聴いた当時、随分ませた若造たちだな、と思った。

なんだか歌声も、その後に観たグラハム・サミュエルズのイラストの世界感も、幼く感じたからだと思う。
たったの十代くらいで、そのくらいの年齢だろうと勝手に思い込んでいたから、お前らはこれからが人生じゃん、と。
ところが先日、偶然にもピエテル・モーエンのインタビューを読む機会があった。

どうやら、ある程度人生経験を積んだ後の、中年くらいの男女をイメージして作詞した歌らしい。

そうして聴き直してみると、合点がいく。
あるいは、そういう補正が入ったからなのか、歳をとったからなのか、以前よりもいい曲に思える。
仕事の帰り道で、口笛を吹くなんて久しぶりだった。

どっちかっていうと、一人で太鼓を叩いてるような生き方だけどね。