9月、こんなことってあるんだなあ。
「香港航空討論區」に次々と目撃情報がアップされ、キャセイ・パシフィック(Cathay Pacific)が自らツイート。
中国の廈門から香港に到着した同社のボーイング777にデカデカと、キャセイ・パシック(Cathay Paciic)との誤植が。
あまりにも見事に「f」が抜け落ちているので、わざとでは、という話もあったが本当に抜け落ちていただけらしい。
ポルコ
「さらば、アドリア海の自由と放埓の日々よ、って訳だ」
老人
「それ、バイロンかい?」
ポルコ
「いや、俺だよ」
バイロンが言ったのは「事実は小説よりも奇なり」(Truth is stranger than fiction)ですよ、おじいちゃん。
Welcome to the new Cathay... where we give no 'F'. CNN |
【今年の東西】
西側のアメリカは兎に角、暗かった。
ヒットチャートの上位ってのは普通、それなりにポジティブな曲が来るものだが、そいうのが感じられなかった。
80年代の明るさを体験した身としては、「ウィ・アー・ザ・ワールド」がヒットした時の寛容さを取り戻してほしい。
あれから約35年を経て、アメリカは自由の対極へ向かおうとしている。
差別と銃社会と拝金主義について歌い、そしてビジュアルは、もうこういう表現はやめようぜアメリカ、辛いよ。
This Is America - Childish Gambino mcDJ / RCA Records |
東側のロシアは、明るかった。
特に、大ヒットを連発しているLittle Bigの貢献度は大きい。
珍曲「AK-47」なども含め、本家のある西側各社のパテントを取ってるのかどうかは疑わしいが。
未だに他国で毒殺を繰り返すような怖さもある国だが、庶民がそれを突き抜けようとしていること自体は健全に思う。
是非、NHK教育のアルゴリズム体操と共演して欲しい。
SKIBIDI - "Antipositive, Pt. 2" Little Big SBA Music Publishing / Warner Music Russia |
【今年の注目】
日本の写真関連サイトをほとんど閲覧する機会がないので、国内で話題になっているのかどうかは知らない。
今年10月、速報で有名なハリウッド・リポーターと、あのバラエティまで報じていたので正直驚いた。
なんと、ジョニー・ディップが次回作の映画でユージン・スミスの生涯を演じる、ウソマジでホント?
しかも原作は妻、アイリーン・美緒子・スミスの著作「Minamata」で来年1月には日本でも撮影が始まるそうだ。
来年は年号が変わる。
宮内庁は将来の皇后がチッソと繋がりがあることを問題視し、将来の陛下に直接進言したそうではないか。
これらを、ハリウッドの大スターに散々世話になってきた日本のメディアはどのよう伝えるのだ。
それこそ忖度してなかったことにするか、誰か遺族を焚きつけてフランシス・コッポラの「Mishima」のように葬るか。
映画の公開時期はまだ未定のようだが、これは今後も注目していきたい。
W. Eugene Smith in his workroom, 1968 Portraits of the Photographers by Arnold Crane Smithsonian lnstitution |
【今年の最後】
昔々、バイオリズムっていう言葉がよく使われた。
いい時もあれば悪い時もある。
最近やっと、そういうリズムやサイクルがあるんじゃないか、と思うようになった。
だからどうすることもないんだけど、なんか意識はするようになった。
振り幅を最小限に、なるべく平坦に、と思いながら一服している。
Locket - Crumb Citrus City Records |
皆さん、良いお年を。