目の前に座っている人は、どんな人なんだろう。
公共交通機関に乗った時の唯一の時間潰しは、他の乗客を観察すること。
朝の通勤ラッシュの時間帯は難しいが、帰宅時などは眺めやすい。
人間は、少し離れているかな、と思うくらいの距離が一番よく見えるのかもしれない。
何もせず、道行く人をただ眺めて過ごすような贅沢な時間が、欲しい。
J'ai faim - "Micmacs à tire-larigot" Jean-Pierre Jeunet
暴風圏に入る前に、目薬を買いに行った。
昨年、帯状疱疹を患った。
診療の際、医者から「これだけ酷いと、何処かに何かしら残るかもしれない」と言われた。
その後遺症が瞼の裏側にきて、とにかく涙が出る。
目薬がないと、いつも泣いているように見えてしまうから、困っている。
Shame on you! - "Magnolia" Paul Thomas Anderson
台風がやって来ると聞くと、不思議な気持ちになる。
平々凡々な日々が覆されるかもしれないという予感。
起承転結の「転」への期待。
そして、間違いなく、何事も転じない。
流石に落ち着いている、国営アナウンサーの口調。
I do the cha cha like a sissy girl - "Bruce Almighty" Tom Shadyac