October 3, 2013

廃棄

特売であっても、賞味期限の長い商品は利益が出るような価格に設定する。

例えば、漬物やバターなどの賞味期限は、数ヶ月先の日付になっていることが多い。
これを特売で買い溜めされてしまうと、その後しばらくの間は全く売れないという事態になる。
だから、売れる売れないに関係なく、常に最低限の利益は出るような価格を考える。

一方で、賞味期限の短い商品は赤字覚悟の価格でも設定しやすい。

例えば、豆腐や牛乳などの賞味期限は長くてもせいぜい一週間後くらいの日付だろう。
長期間の買い溜めは不可能で、日常的に最低限の数量は売れるから、特売の赤字くらいは何処かで取り戻せる。
特売の豆腐を使った料理を考えて、関連する食材の価格に豆腐の赤字分を上乗せしてもいい。

基本の基本だが、いざ数百品目ある商品でバランスを取れと命じられても、なかなか上手くいかない。

賞味期限の切れた売れ残りは、全て廃棄処分(ロス扱い)になる。
現金にならず、食べる訳にはいかず、再利用もできない、邪魔な食べ物。
これから焼却されるだけの、厄介な食べ物。

毎朝、廃棄された食品を押し潰して呑み込むゴミ収集車(2t)を見るのが、本当に辛い。

Just What I Am - "Indicud" Kid Cudi, US 2013

食べ物は大切に。