November 20, 2013

番茶

既に経営危機らしい、ということだった。

それはそうだろう。
あんな場所によく建てたものだ、と思うもの。
箱物行政も極まれり、だ。

タバコを吸いに外へ出ると、冬に備えた野焼きの匂いがした。

計画立案の当初、いろいろな目論見があったのは理解できる。
だけど、こうやって一服しながらだだっ広い景色を見渡すと、悪いが、やっぱり単にだだっ広いだけ。
ここだって名前は商工会議所だが、要は農家の空いてる納屋だ。

町議会は、かっぽう着のおばちゃんが出してくれた番茶をずずと飲んだら、終わっていた。

One Day - Type with one finger

軒先に干してあるピーナッツは、このままフライパンで炒れば食べれるそうだ。