それはそうだろう。
あんな場所によく建てたものだ、と思うもの。
箱物行政も極まれり、だ。
タバコを吸いに外へ出ると、冬に備えた野焼きの匂いがした。
計画立案の当初、いろいろな目論見があったのは理解できる。
だけど、こうやって一服しながらだだっ広い景色を見渡すと、悪いが、やっぱり単にだだっ広いだけ。
ここだって名前は商工会議所だが、要は農家の空いてる納屋だ。
町議会は、かっぽう着のおばちゃんが出してくれた番茶をずずと飲んだら、終わっていた。
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軒先に干してあるピーナッツは、このままフライパンで炒れば食べれるそうだ。