と、パートのおばちゃんが千切ってくれたので、口にしてみた。
パン製造の大手某社が限定発売している、メロンパンの皮部分だけのパン。
クッキーのようなサクサク系で、残念、個人的に好きなのはシットリ系。
そんな我侭は黙って飲み込み、一服して、ごちそうさまでした。
"Big Night" Campbell Scott & Stanley Tucci Columbia TriStar / Ryshar Entertainment |
ワタシ、マルゲリータ、ダイッキライデス。
あるピザを補充しながら、これ美味いよねと何気に話しかけただけなのに。
彼女がいきなり不機嫌になったので、なんでやねんと怪訝に思いながら冷蔵室に戻った。
すると、彼女の友人がタタッと走ってきて、クスクス笑いながらコッソリ教えてくれた。
国カラ出ル時、ボーイフレンド喧嘩、別レタヨ。
新シイ彼女、名前マルゲリータ、同ジデスネー、駄目デスネー、とのこと。
なんてことだ、以前にその女性名の読み方を洒落で書いたことがあったが。
まさか本当にそういう読み方の違いで、自分が困惑する目に遭うとは思わなかった。
先々月、店長が何人かまとめて雇った、南米出身のパートさん達との話。
Let's have a cup of tea, Mr. Hurst! - "Layer Cake" Matthew Vaughn, Bs: J.J.Connolly, St: Lisa Gerrard, UK 2004
Ordinary World - from "Duran Duran (aka The Wedding Album)" Duran Duran, Mv: Nick Egan, UK 1992
Ordinary World - from "Duran Duran (aka The Wedding Album)" Duran Duran, Mv: Nick Egan, UK 1992
"Layer Cake" Matthew Vaughn Columbia Pictures |
麹はね、「こうじ」って読むんだよ、なんつーか、ソイ・ビーンズを入れると味噌になる素っつーか。
先程、笑いながら教えてくれた子は、なんとか日常会話くらいの日本語が通じるから助かってはいる。
それでも、商品パッケージのロゴデザインのような、達筆の草書体になるともうお手上げで、全く読み取れない。
和日配が和風なデザインばっかりになるのは当然で、醤油とメモ書きの正油がなんで同じなんだ、と聞かれても。
え? ワニ? トカゲ? 英語のソイ(soy)はスペイン語でワニ(soy)の意味って、知らんがな。
Argentina/Uruguay/Germany/Spain 2004
"Whisky" Juan Pablo Rebella & Pablo Stoll MK2 Diffusion |
ここは日本語学校ではない、が、そういう時は彼女達も遠い故郷の話をしてくれる。
などという、個人的な異国への憧憬を噛み締めている時間なんてこれっぽちもないのだ。
いくらなんでも滅多矢鱈な採用基準すぎて、その責任は店長にあるはずだから、あれ、最近見てないぞ店長。
朝礼で新しい店長が挨拶して、初めて前の店長が辞めたことを知った。
スペイン語で黒はネグロ(negro)、企業はエンプレッサ(empresa)、解る?
"The Wolf of Wall Street" Martin Scorsese Paramount Pictures |
誰を採用しようが、誰が退社しようが、大抵の企業は存続していく。
ところで、今年の梅雨頃から、バターの極端な品薄状態が続いているのをご存知だろうか。
うちの店でも「皆さんどうやってお菓子を作ってるのかしら」などと上品な奥様がお嘆きになっている。
いろいろな理由は識者が書いているが、クリスマスを過ぎたら政府の緊急輸入分は底を突いてしまうそうだ。
あるのが普通という感覚は、先進国だけが享受できる異常な常識なのだろう。
"Chef" Jon Favreau Open Road Films |
貧乏はするもんじゃねえ、味わうもんだ。