尊敬するS先生がよく言ってたもんです。
真面目に撮ってる人のカメラの前には「写真の神様が下りてくる」と。
シャッターチャンスにしろ構図にしろ、光の当たり具合いでもいい、そういう決定的瞬間が必ず出現する、と。
ただし神様といってもいろいろですから、八百万のお国柄ですし。
そうか、だから私のカメラの前によく出現するのは貧乏神なんですね。
A cameraman gets an unintentional close up of a wayward opening pitch (CNN) "Happy to report that both myself and the camera are okay" by Photographer: Darren Georgia |
【今年の少女】
これはもう、グレタさんで決まりでしょう。
国連気候行動サミットで彼女が放った「よくそんなことが出来ますね!」(How dare you!)はホットワードになりました。
これに対しトランプさんは、明るい未来を夢見る「お花畑な少女」(A very happy young girl)じゃないかとツイート。
彼女も即座にプロフィールを A very happy young girl に変更してリツイートするなど、負けていません。
もう少しまともに反論、までは至りませんが、反応したオトナ代表はプーチンさん。
ロシア語なもんで要約すると「彼女の周りには世界がとても複雑であることを教えてやる大人がいない、可哀そうに」。
このプーチンさんの発言、私は非常に面白いと思いましたし、久しぶりにあるキャラクターを思い出させてくれました。
もし、宮崎駿監督のアニメ映画「風の谷のナウシカ」が面白かった、感動した、という人は、原作を読まないように。
何故なら、同監督による原作の漫画「風の谷のナウシカ」は、アニメ映画とは逆転した結末に至るからです。
原作のナウシカは、トランプさんやプーチンさんの考え方に帰結します。
ネタバレは避けますが、「争い事を忌み、詩や歌を愛でる」という人類の理想像をナウシカは全否定します。
そして正に、この理想像をヒステリックに唱える相手に、ナウシカは「かわいそうに」と呟くのです。
なぜ「かわいそう」なのかは、師走で紹介する時間もないですから、各自で原作をお読みください。
Person of the Year 2019 Photo: Evgenia Arbugaeva TIME |
【今年の台詞】
昔、カンボジア研修の直前に慌てて右下の歯を突貫治療しまして。
今年、とうとうそこが根元から駄目になり、前後合わせて3本の歯を総取っ替えすることになってしまいました。
近所の歯医者さんで月に3~4回、約半年かけて先月にやっと完治、覚悟はしてましたが長かった。
で、その歯医者さんは待合室でディズニーを流してまして、ある一本の映画を何回かに分けて全編見切ってしまいました。
ディズニーのアニメが原作でそれを実写化って信用してないんですが、無料(?)だったからか得した気分にはなりました。
Princess Jasmine (Naomi Scott):
Maps are how I see the world.
ジャスミン王女 (ナオミ・スコット ※):
地図は世界を知る方法なのよ。
※インド系イギリス人。
Aladdin (Mena Massoud):
I mean, there's a whole world outside of books and maps.
アラジン (メナ・マスード ※):
違うよ、世界は本や地図の外にあるんだ。
※エジプト系カナダ人。
王宮に籠っている王女を誘い出すシーンの台詞・・・青春て、いいですね。
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A Whole New World - OST "Aladdin" Alan Menken Walt Disney |
【今年の最後】
令和元年もあっという間でした。
ひっかきまわした、という点ではビリーさんが一等賞ですね。
例のフラワーアイコンでお馴染みのアーティスト、村上さんも参加されてますし。
You should see me in a crown - "When We All Fall Asleep, Where Do We Go?" Billie Eilish Darkroom / Interscope Records |
とにかく体力が続かず、今年もなかなか記事を更新できなくて申し訳なかったです。
個人的には今年、最もヘビーローテーションだった中からの一曲をお送りして終わりたいと思います。
リリースが昨年末なので、チャンスを逃がしていた曲です。
Old Friend - Elderbrook Parlophone |
全ての古き良き同僚たちへ・・・よいお年をお迎えください!