先ず、内政で(といっても外政が深く関わるが)、メキシコ側に「国境の壁」を建設しようと動き出したこと。
総延長約3,150kmになるという壁は、日本の本州を横倒しにしても2倍以上の距離になる。
実際にサンディエゴ(アメリカ)とティフィアナ(メキシコ)の国境沿いに8種類の試作品を建設して公開もされた。
なお、メキシコ側の街並みに沿っているトタン製の壁が、映画の不法入国シーンなどでもよく見かける現在の壁である。
The U.S.-Mexico border (Spanish: frontera México–Estados Unidos), just of San Diego-Tijuana NBC News |
次に外政で、イスラエルの首都がテルアビブではなくエルサレムだと言い切り、実際に大使館を移転させたこと。
仮に東京と京都のどちらが首都かで揉めていたとして、日本の首都は京都だと断言したようなものだ。
そんな乱暴な例え話というなら、そのくらい乱暴な外政であって、今までの中東政策の大転換点となる。
国連や各国は当然批判しているし、これに関しては流石の日本も在イスラエル大使館をテルアビブに置いたままである。
そりゃそうだ、こんな微妙な問題、ジョークにでもしようものならどんな火の粉が飛んでくるか、それこそ予想できん。
(以下、スペイン語が分からないので、英語字幕を中心に訳してます)
Announcement:
Dr. González please go to surgery.
Dr. González ...
館内放送:
ゴンザレス先生、手術室へお願いします。
ゴンザレス先生・・・
Doctor:
Where’s Dr. González!?
医者:
ゴンザレス先生は!?
Dr. González:
...... Oh!
ゴンザレス先生:
・・・・・・うわっ!
[MISS UNIVERSE]
...... !
[ミス・ユニバース]
・・・・・・!
[NEXT WEEK'S WEATHER]
... And this low pressure system is going to slide in and bring.
[来週のお天気]
・・・ちょうどこの低気圧が流れ込んできてるんですね。
Taco stand clerk:
Now what!?
You fucking gringo, I have my green card!
タコス屋の店員:
どうなってんだ!?
アメリカ野郎め、オレはグリーンカード(永住権)持ってんだぞ!※
※Gringo(グリンゴ)はスペイン語の「外国人」や「よそ者」で、この場合はラテン系からコーカソイド系に対する蔑称。
手塚治虫の遺作であり南米が舞台となった漫画「グリンゴ」では、日本人サラリーマンの主人公である日本 人(ひもと・ひとし)に対しても使われた。
[US BORDER]
U.S. Border Protection.
How can I help you?
[アメリカ国境]
国境警備局です。
御用でしょうか?
Taco stand clerk:
Well yeah, you can help me, give me my job back!
... What the fuck did you do!?
You destroyed my car, fucking gringo!!
タコス屋の店員:
ああその通りさ、助けてくれよ、仕事を返してくれ!
・・・なにしやがんだ!?
オレの屋台を潰しやがって、アメリカ野郎め!!
[INVOICE / TOTAL AMOUNT US$ 450.000]
Thanks for your collaboration.
And remember, "Don't come back again."
[請求書 / 合計額 450ドル]
ご協力ありがとうございました。
そしてお忘れなきよう、「二度と戻って来るな」
Taco stand clerk:
Ha-ha-ha...
And the gringo wants to charge us for the wall!
タコス屋の店員:
ははは・・・
おいアメリカ野郎がこの壁に金を払えだってよ!
Man:
Tell him no, fucking racist gringo!
男:
お断りだと言ってやれ、クソ差別主義者のアメリカ野郎に!
Taco stand clerk:
We will pay you shit!
タコス屋の店員:
クソなら払ってやるよ!
[US BORDER]
Wait a minute please・・・
[アメリカ国境]
少々お待ちを・・・
[I DONT WANT YOU]
[お前は不要だ]※
※WW1当時にアンクル・サムを描いたアメリカ陸軍の求人ポスター「君が必要だ」(I WANT YOU)と
ウェルズの2005年版映画「宇宙戦争」(The War of the Worlds)でUFOが地底から出てくるシーンのSEが元ネタ。
Taco stand clerk:
Mr. Trump, we are honest people and we only want to ask you to…
タコス屋の店員:
トランプさん、オレたちゃ善人だしアンタに聞きたいだけ・・・
[PEACEMAKER SPEECH]
They don’t know it yet, but they’re are going to pay for it ...
We will begin working on an impenetrable, physical, tall, powerful, beautiful southern border wall ...
[和平条約の演説]※
アイツらはまだ知らないが、壁の費用を支払うことになる・・・
我が国は不可能に取り組むのです、具体的に、背の高い、頑丈な、美しき南に建設する国境の壁・・・
※2016年の大統領選挙にて、アリゾナ州で演説した時の音声。
Mariachi:
Who changed my case?
マリアッチ:※
ケースを取っ換えたのは誰だ?
※これはそのまんま、映画「エル・マリアッチ」が元ネタで、アントニオ・バンデラスだったら結果は違っていたかもしれない。
マリアッチは「楽団員」のことなんだが、このスタイルがユネスコの無形文化遺産というのは知らなかった。
ちなみに街角で「コンドルは飛んでいく」を弾いてるような、民族衣装なスタイルの楽団員はフォルクローレと呼ぶ。
Mariachis:
Who did you steal this from?
It was there…
マリアッチたち:
どっから盗んできた?
ここにあったんだ・・・
Diplomat:
Sing something but in english, he doesn’t understand!
外交官:
なんか歌え、英語で、(トランプは英語でも)解らんかもしらんけど!
Abuelita:
Come here Mr. diplomat!
It’s up to you to demand it, put it on!
If you don’t, he’ll step over our people and destroy our culture!
Well, pretty soon.
おばあちゃん:
こっち来なさい外交官!
アンタがやらないでどうすんだい、被って!
やらなきゃ、アイツはみんなを踏みじにって、わたしらの暮らしを滅茶苦茶にするんだよ!
ほら、あっという間だよ!
Diplomat:
Arghhhhh!!
外交官:
うぉおおおおお!!
Abuelita:
... And now, who can save us?
おばあちゃん:
・・・ちょっと、誰が守ってくれるんだい?
People:
Hey, what’s that?
It’s a miracle!
It’s Quetzalcoati.
人々:
おい、なんだありゃ?
奇跡よ!
ケツァルコアトルだ!※
※アステカの神様。
Abuelita:
It’s the hail Mary!
おばあちゃん:
聖マリア様よ!
People:
The hail Mary!!
人々:
聖マリア様!!
Chicken:
A huevo cabrón!
鶏:
ロクデナシめ!
(President Hair ...The, The Thing!?)
(大統領の髪の毛は・・・ゆ、遊星からの物体X!?)
"M.A.M.O.N. :Monitor Against Mexicans Over Nationwide" Alejandro Damiani aka Ale Damiani APARATO |
今年11月、アメリカでは2021年に向けた大統領選挙がある。
共和党はトランプさんの再選一択で一致している。
民主党はオバマさんの時に副大統領だったバイデンさんなどを代表にして10名ほどが立候補しているが辞退者も多い。
前回最後まで残ったサンダースさんも出てくれるが、さすがに今80歳近いとなると、いくらなんでも疑問符が付く。
いろいろあっても保守系が流れに乗ってるので、トランプさんが再選するのは間違いないだろう。