こういうのは、どこかに記録が残っているものなんだろうか。
ノーベル賞を受賞した山中教授について、いろいろな記事を読ませて頂いた。
なんというか、凄くて、控え目で、とてもまともな、素晴らしい方だと思う。
日常的にスポーツに親しんでいるという点も、近年の受賞者の中では珍しいのではないだろうか。
財団の公式サイトで、授賞式の中継後、晩餐会の場面となった。
誰がどうやってペアや席次を決めるのかは知らないが、マデレーン王女をエスコートされていた。
また、隣席となった王女と談笑しながら食事も楽しまれていたようだ。
夜、日本のマスコミから「メダルをかじるポーズ」をお願いされて、教授はこれを拒まれた。
医学界の人格者たろうと自ら戒める立場と、お茶の間の道化たろうと自ら阿る立場の行き違い。
いろいろな意味で、どちらの立場も理解できたから、これは当事者よりも第三者として辛かった。
ところで、晩餐会が終わり、最後の舞踏会となった。
受賞者はハードなスケジュールなので、舞踏会への出欠は自由意思である。
教授はスポーツマンだし、もしかしたらと思ったが、欠席されたようだ。
過去の受賞者たちの舞踏会への出欠というのは、公式な記録があるのだろうか。
多少は調べてみたものの、やはりどうでもいい話なのか、特にこれといった記録は見つからなかった。
なんでもかんでも賭け事にしてしまうブックメーカーにも、該当する賭けはないようだ。
でもまあ、アインシュタインやコッホがステップを踏んでいたら、それはそれで出来杉くんかもしれない。
確か、このシーンの冒頭では、マーティが「踊りたくなるビートだ」と言っている。
Dance Cam は、文字通り踊っている人を撮る。
面白いのは Kiss Cam で、これで撮られたカップルはキスをしなければらない。
スタジアムのジャンボトロンなどで、スポンサーがこれらの映像をCMにインポーズしているのをよく見かける。
商品名を名付けた何々CAM というのもあるが、名前が違うだけで「撮って楽しむ」という趣旨は同じ。
この黒人の少年は後半で驚くほどキレのいいダンスを見せて、一躍有名になった。
プロみたいなダンスでなくても構わない、ノリがよくて盛り上がるなら下手でもいい。
馴染み深い懐メロやヒット曲ばかりだから、おじさんでもおばさんでも大丈夫。
申し訳ないけど、いかにもギーク(オタク)っぽい、うつむき加減の青年。
母親らしき女性に「ほら、あんたも踊ってみなさいよ」という感じで促され、その途端。
子供は、楽しければ笑い、悲しければ泣き、ノリのいい音楽なら踊り出す。
子供の頃、そういう自然な反応があったことが、とても信じられない。
ノリのいい音楽でアクセルを思い切り踏み込むなんて反応は、一種の倒錯した発散でしかない。
格好ばかりに気にして、どんどん、どんどん、どんどん、表情や行動が平坦になっていく。
素直に笑い、素直に泣き、素直に踊る人を、心の底から羨ましく思う。
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Gonna Get Over You - "Kaleidoscope Heart" Sara Bareilles |
ここ数日間で急転直下、スーパーマーケットで働くことにした。