Nobody Speak - "The Mountain Will Fall" DJ Shadow Mass Appeal Records / Liquid Amber |
まず、中級機以上のカメラボディに、液晶画面を追加して欲しい。
現在、DSLRには主に二つの液晶画面が搭載されている。
一つ目は、フイルム時代からの継承として、ボディ右上に設置されたモノクロのTN液晶画面。
二つ目は、デジタルを象徴する、ボディ背面に設置されたカラーのTFT液晶画面。
冷静に考えると、もうこの「二つの液晶画面」だけでは「高機能・多機能な中身」を表示しきれないと思うのだ。
論より証拠、高機能・多機能なフラッグシップ機になると、三つ目の液晶画面が追加される。
ボディ底部、カラーのTFT液晶画面の下あたりに設置された、モノクロのTN液晶画面である。
この三つ目の液晶画面を正式に、DSLRなら当然のこととして、中級機以上に採用して欲しいのだ。
なお、ボディ背面に設置されたカラーのTFT液晶画面の考え方や使い勝手は今迄通りでよい。
考えなければならないのは、常時表示している、ボディ右上に設置されたモノクロのTN液晶画面だ。
スイッチを入れた時、カメラの設定状態をすぐに知りたい時、シャッターを押す今際の際でチラ見しかできない時。
現状では、ここに情報を詰め込みすぎて、いや詰め込みきれず、帯に短し襷に長しな表示内容になっている。
そこで、ボディ右上に設置されたモノクロのTN液晶画面には「撮影情報」のみ常時表示する。
そして「記録情報」は、追加したモノクロのTN液晶画面のみに常時表示する。
しかし、これがボディ底部、カラーのTFT液晶画面の下あたりに設置されると使い勝手は悪化してしまう。
ファインダーから目を離し、常時表示の「撮影情報」と「記録情報」が一瞬でまとめて確認できる位置は何処か。
「撮影情報」は今まで通りボディ右上に、「記録情報」をペンタ(軍艦)部の右側面に設置できないか。
「撮影情報」は基本中の基本なので今まで通り、絞りやシャッタースピード、補正値、AFやAE等を常時表示する。
問題は、常時表示されるべき「記録情報」で、これがフラッグシップ機でも中途半端になってしまう理由が解らない。
一台で複数の記録形式が可能なDSLRだからこそ、「今どういう状態で記録しているのか」を常に教えて欲しい。
記録形式や画質、色空間や色温度、ノイズリダクションやレンズ補正の有無など、常に具体的に知りたいのだ。
メニューから引っ張り出してこないと色温度の具体的な数値が解らないなんて、どうかしてると思わないか。
しかも極力バッテリーの消耗を減らしたい状況で、InfoとはいえカラーのTFT液晶画面で消耗するなんて勘弁。
RAWで撮影しておけば間違っても後処理が、なんていうのは仕事の効率で苦労したことのない輩が宣う戯言だ。
ペンタ部に内臓ストロボがあっても形状を工夫すれば出来る、ジャパン・プロダクツなら出来る。
補足で、フラッグシップ機のボディ底部、カラーのTFT液晶画面下に設置されているモノクロのTN液晶画面。
あれはあのままでいいが、現状ではやはり中途半端、スタジオ撮影を前提にした表示に特化すればよいと思う。
カメラマンが「カメラから離れなくても」、PCとの連携状態が解る情報を常時表示すればいいのだ。
オリンピックを控え、パッと見て「撮影情報」と「記録情報」が一瞬で把握できるカメラを根本から再考して欲しい。
Mighty - Caravan Palace, Ft & Mv: JFTH, France 2015
&
90 million dollars! - "RoboCop 2" Irvin Kershner, St: Leonard Rosenman, US 1990
&
90 million dollars! - "RoboCop 2" Irvin Kershner, St: Leonard Rosenman, US 1990
Mighty - "Robot Face" Caravan Palace Wagram Music / MKVA / Le Plan Recordings |
つぎに、DSLRのメーカーとして、本格的なグリップタイプの純正ストロボをラインナップして欲しい。
【ヘッド部】
発光部のみで、実売で5万から8万ほど。
四角型・丸型の形状が選べ、それぞれの形状に大・中・小のサイズがあり、ユーザーが交換可能。
ヘッド部そのものを交換できるので、キセノン・チューブが劣化してもサービスセンターへ持ち込む必要がない。
【グリップ部】
グリップ上部の前面に受光センサーやAF補助光、背面に操作パネルがある本体で、実売で10万から12万ほど。
グリップ内部はバッテリー室で、単三かカメラボディのバッテリーを装填して使用することが可能。
グリップそのものが重くなるのを避けたければ、下記の外付けバッテリーやAC電源での使用も可能。
【バッテリー部・携行タイプ】
肩や腰に下げるタイプの外付けバッテリーで、実売で2万から3万ほど。
単三かカメラボディのバッテリーを装填、跳ね出し内蔵式ACコンセントで通電と充電が可能、USB電源出力あり。
薄いラウンド形状でストラップを調整して肩から下げれば、上からスーツのジャケットを羽織っても着崩れない。
【バッテリー部・据置タイプ】
カメラボディ2台分程度の大きさでカメラバックに入る外付けバッテリー、実売で3万から5万ほど。
単三かカメラボディのバッテリーを装填、1mコード内蔵式ACコンセントで通電と充電が可能、USB電源出力あり。
ストロボ3台に同時電源供給が可能、充電速度とバッテリー消耗率を制御する昇圧調整機能付。
これらをしっかり実現してくれるグリップタイプの純正ストロボなら、値段は決して高くない。
Jungle - "Jungle" Panama Future Classic / 300 Entertainment |
今、高感度域の低ノイズ化に伴い、全体的に見ればストロボの使用率というのは明らかに減っていると思う。
グリップタイプのストロボを目にしなくなってどのくらい経つか知らないが、あれくらい安心できるものはない。
クリップオンタイプを別売のアクセサリーでグリップ風にもできるが、純正ですら「グラグラ感」は否めない。
なんにせよ「何かあった時」に、ホットシューからの衝撃がカメラボディのペンタ部へ直撃する不安は避けたい。
そして、一番の買い手である一般ユーザーがストロボに苦手意識を持ちやすい、ということもあるだろう。
これが大きな誤解であることを、メーカーはもっと積極的に謳い、もっと需要を掘り起こすべきだ。
仮に需要が、アマからプロまで「綺麗に撮りたい」のであれば、ストロボは最も手軽で「便利な機材」のはずなのだ。
表現上の意図があるなら別だが、苦手だから高感度では、いつまでもワサビ抜きの寿司を食ってるようなものだ。
第一、RAWだろうがなんだろうが、眠い画を補助光なしの後処理で起こしても、それは写真ではなくCGじゃないか。
Speech of Foxes - "In Roses" Gem Club Hardly Art Records |
以上、DSLRのメーカーさんは正にオリンピックを契機と捉えて、以上を検討して欲しいです(お願い!)