March 21, 2013

日課

おはようございます、というお爺ちゃんの挨拶で朝が始まる。

24時間、店内の何処かに必ずお客さんはいる。
でも、やはり午前2時を過ぎると、限られた人数のお客さんしかいなくなる。
こちらもそのつもりで、いろいろな予定を組んでいる。

向こうの方から、お爺ちゃんの声が聞こえた。
パートのおばちゃん達と、世間話をしている。
その様子を伺いながら、さっき届いたばかりのチルド便の荷物からある商品を手元に出しておく。

お爺ちゃんが、おはようございます。
こちらも、おはようございます、いらっしゃいませ。
さて今日はあるかな、はい今日はありますよ、といった感じで一番新しい賞味期限の牛乳を渡す。

お爺ちゃんは、早起きは三文のなんとか、といった表情で嬉しそう。
チルド便が到着する時間と、お爺ちゃんが来店する時間、これがズレてしまうことがある。
すると、少し古い賞味期限になってしまい、なんだか申し訳ない気持ちになる。

お爺ちゃんが会計を済ませ、店の外で待っていたお伴の犬のリードを手に取る頃。
商品棚は、一番新しい賞味期限が全て奥、古い賞味期限が全て手前になって、補充を終える。
そして、お客さんの数が増え始める。

こうして、朝になる。

Running Man & The Sun - "Brighter" whomadewho

何気なく、何気に気持ちいい朝。